なろうダラ読み感想記

主に『小説家になろう』で面白かったWEB小説の感想をぼちぼち。コメディ・アクション寄り。俺TUEEEとかノリがいい物多めです。良い厨ニ大歓迎。

王の剣士 シリーズ

王の剣士1「豊穣の丘」

[主人公最強][王道展開][飛竜][軍隊][少年大将][コメディ][ハッピーエンド]

作者:雅◆

【王の剣士】身の内に剣を宿す「剣士」。王国近衛師団の年若き剣士を主人公としたシリーズ。/第1話「豊穣の丘」[Story]飛竜での遠駆けの途中、レオアリスは「落ちた」。緑の絨毯を敷き詰めたようなのどかな丘陵地帯で出遭ったのは。

主人公    ★★★★☆
サブキャラ  ★★★★☆
王道展開   ★★★★★
物 語    ★★★☆☆
文章構成   ★★★☆☆

 

安心の王道展開で勧善懲悪になります。ショートなのでとても読みやすいです。

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王の剣士2「絶滅種」

[主人公最強][王様が神][飛竜][軍隊][少年大将][後味の悪さ][シリアス][バッドエンド]

作者:雅◆

【王の剣士】身の内に剣を宿す「剣士」。王国近衛師団の年若き剣士を主人公としたシリーズです。/第2話「絶滅種」近衛師団第一大隊に下された王よりの下命。それは東の辺境ミストラ山脈に棲む、ある種族の調査と保護だった。/(シリーズとしていますが、単体でもお読みいただけます。)

主人公    ★★★★☆
サブキャラ  ★★★★☆
後味の悪さ  ★★★★★
物 語    ★★★★☆
文章構成   ★★★★☆

 

シリーズ前作が明るく軽快だったのを一転して、暗そうな展開で始まり、ひたすら救われずに終わります。遣る瀬無さと後味の悪さは一番です。
生きるために行った行為が招く破滅と、救わるかもしれないという一縷の望み。読む側もその希望にすがり、急くように最後まで読んでしまう作品でした。

主人公の過去や立場、世界観がはっきりするエピソードです。

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王の剣士3「剣士」

[主人公最強][王様が神][不運][反逆][剣士の業][軍隊][少年大将][逆境][シリアス]

作者:雅◆

弱冠17歳にして王国近衛師団大将となった少年。彼は身の裡に剣を宿す「剣士」だった。/[story]「仇のもとに仕えるか。」外門を破り王城に侵入した男が、レオアリスに告げた言葉。閉ざされた情報の中、レオアリスは自らの過去を探し始める。

主人公    ★★★★☆
サブキャラ  ★★★★★
気になる   ★★★★★
物 語    ★★★★☆
文章構成   ★★★★☆

 
過去との対決編になります。主人公よりも部下のロットバルト主点が多いです。
主人公の立場が悪いので、正直モヤモヤ度とストレス度が半端無いです。読み辞めたくなるところですが、例え主人公が闇落ちしても最強なので、続きが気になって気になって読んでしまうという感じでした。

ちなみに個人的には王様が苦手です。心理描写があまりないのもあるのですが、いわゆる賢王エピソードがないので。どうしても愚王に見えます。どうして主人公が忠誠を誓うのかさっぱり分かりませんでした。

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王の剣士4 「かりそめの宴」

[主人公最強][王様が神][暗殺][陰謀][王家の闇][軍隊][少年大将][逆境][シリアス]

作者:雅◆

「王の剣士」として新たな出発点に立ったレオアリス。急激に変わる周囲の状況の中、目の前に現れた一人の少年イリヤは、その色違いの二つの瞳と同様に、二つの名を持っていた。

W主人公   ★★★★★
サブキャラ  ★★★★★
王家の闇   ★★★★★
物 語    ★★★★☆
文章構成   ★★★★★

 
W主人公ものは両立が難しいところですが、今作は対照的な主人公2人が互いを浮かび上がらせる形になっていて見事でした。力と地位があり、人々に認められているレオアリスと、無力で地位もなく、誰にも認められない少年イリヤ
光と闇のW主人公だと、光側が脳天気に見えたり、闇側が卑屈に見えたりとバランスが難しいところなんですが、ファルシオン王子(4才)がいいクッションになっていて絶妙な絆になっています。
イリヤ少年の、どうしてそっち行くの!?と言いたくなるほどの行動力と知略展開にも手に汗にぎります!4作目もやはり続きが気になって読んでしまう作品です。

 》 小説投稿サイト『小説家になろう』― 作品ページ

 

◇ 公開サイト:Fake Star

小説家になろうでは4話だけで、続きはサイトの方に7話まで公開されています。
サイトでは、小説家になろうでの1話が番外になっています。